井富停留所
ドングリの降る家 FALLING ACORD
JR⼩海線の「甲斐⼤泉駅」から徒歩13分、 「パノラマの湯、パノラマ市場」から 徒歩10分と意外にも利便性の⾼い⽴地です。
築40年の中古建物は全⾯改修を⾏い冬も越せる仕様となり広いデッキと2台分の駐⾞場付きです。
ちなみに徒歩1分の場所に10台以上駐⾞可能なスペースもあるのでイベントなど多くの来場者が想定される場合も対応可能です。
イエルカの薪ストーブ「⼩梅」もここに 配置、寒冷地なので夏季以外の滞在中の⼼強い熱源です。
壁には⾃転⾞⽤とスキー板を収納 できるフック、同時にバッサクパックやアウター等を吊ることもできます。
ワンルームの室内には、ダイニングテーブルとチェア(4脚)、集客時に使えるスツールが10脚、折りたたみ式のシングルベッドが2台(使わないときは収納)、ソファー兼ベッドスペー ス、toolbox の⼆⼝コンロ付きのミニマルキッチンと料理道具と⾷器類、乾燥機付洗濯機、 冷蔵庫等の家電、洗⾯台、トイレ(toto ネオレスト)、ユニットバスなどの設備・備品等が装備、常備されています。
デッキの納⼾には外で使える道具が収納されていて焚⽕⽤のファィアーピットに⽕を⼊れるためのツール類や折りたたみ椅⼦とテーブル、BBQ⽤の網、炭などが。
暖かい⽇は広い デッキでお茶や⾷事やお酒を楽しんでください。
定住には不向きな中古建物です。
売主も仲介業者も建て替えを想定していたようですが、その可愛らしい躯体と天井⾼は諦め難く改修することに決めました。
建物の基礎と床下の乾燥した⼟、構造材は⽐較的良好でそこは安⼼できたのですが、最⼤の問題は、断熱の弱さでした。
冬場は-10度になることもある海抜1150mの⾼地で越冬するには貧弱すぎる断熱材と開⼝部の多さ、そして窓はアルミサッシのシングルガラスという熱損失の⾼さ。
和室の畳と床板、洋室のフローリングは全て撤去し、根太を引き直して間に 断熱材を充填、天井板は全て剥がして吹抜けとし垂⽊の間に断熱材を⼊れる、室内壁も全て解体し間柱の間に断熱材を充填、さらに既存窓を外して、開⼝部を⼩さく、その上で⽊製枠 のペアガラスに⼊れ替えてなんとか基本の断熱性能を整えたのです。
熱源としては、⻑野県 の飯⽥で薪ストーブを製作するイエルカ・ワインの「⼩梅」を採⽤。
外部は建物をL字に囲 むデッキと深い庇、庭にはファィアーピットを設置、そして駐⾞スベースを⽯組みで新たに作る、とかなりの⼤⼯事となってしまいました。
ただ、⼯事の期間中、庭の巨⽊は、春に新緑が芽吹き、夏は⼤きな⽇陰を作り、秋は盛⼤に 葉っぱを落とし、ドングリを⾬のように降らせ、冬は尖った⾻のような姿を⾒せてくれました。
季節による⼤樹の変化は・・・